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「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
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ちゃん。
生贄供物 女王様をつれて秘境わがみ堂へ!
「へー。」
待ち合わせの時間を三十分遅れて到着する人でなしふかわ。
女王様の目が痛い。

出鼻をくじきまくりだが、とりあえずわがみ堂へ。
めくるめく和紙ワールド。おうべりーべりーいんたれすていんぐ!おうっふぁんたすてぃっく!
わっいずでぃす こんにゃくこぉ? ほんやくこんにゃくにつかわれるもーのでぇーすかぁー?
「それに全部書いてあるんだけどね」
「すいません。」
わがみ堂様は一からの質問に答える為に既に言語化したものを文書化し、手帳のみならず辞典、季刊誌として情報発信してくれているのである。おばかさんが何回読んでも大丈夫なようにやさしく丁寧に文章化してある。
素晴らしい。
人にわかる文章を正確に書くって本当に大変なのだ。文字化してまたそれが紙に印刷されるってことは「残る」を背負わなくてはいけないから、よほど真摯でないとできない。情熱を感じる。
普段沢山の文字に囲まれているが情報はどれだけ詰まっているものを目に映しているだろうか?冗語性ばかりの文字を読んではいないだろうか?
私のサイトなどは実に冗語性ばかりの意味のない文字が沢山ありすぎて申し訳ない。真摯にはしたいと思っているが猪突猛進いのしし年の私にはその時その時の感じたことを書いてしまうため、情報が洗練されていないという点がある。これは何とかしないといけない。読む方の良識と聡明な判断力に甘えているサイトだ。
って、
和紙和紙。
店主より和紙についてあまたの知識を伝授してもらう。
「ま、とりあえず書くだけ書いたからもうやめようと思って。」
店主はニヤニヤしながらあごをなでる。
「ぎゃーっまだまだ私たちにその知識を伝授してないから死んじゃだめー」
ぺしっ
「ふかわさんっ」
生贄 美人女王様に叱られる。じんわり。痛みを反芻して喜ぶ。

とにもかくにも和紙業界も然り、伝えたい熱意のある人の高齢化は否めない。私も然り。
情報は鮮度があるうちがいいとはいうけれども、情報が伝わる前に発信者がいなくなるともう終わりなのだ。情報断絶だ。これが怖いと思う。
また、情報は鮮度。
漉き師がいて、そこへいった人、そこへいった人から聴いた話を知っている人、そのまた聴いた話を聞いた人。
と、伝言ゲームじゃないけど情報は劣化する。だから、今漉いている人に会うのが一番だが、漉いている人は生きている限り漉く時間を割きたくないというのが本音だ。冬の短い間しか良い紙は漉けないわけだから。
気をつける点がいくつかある。では情報を集めるにはどうしたらいいのか。
漉いている人はたまにデパートや近所にやってきて出張して漉いてくれるのを見せてくれるのだ。そこへいく。
また、漉いている人に会いに行った人の話を沢山聴く。ひとつではだめ。言質は多いほうが確かだ。

とにもかくにも三時間居座り、わがみ堂を後にする。
次の突撃場所は「神田もんじょ箱」。
ない!
ビルの人に尋ねるが知らないという。あうちっ
私の下調べが足りませんでしたっ。すみませんー。おそるおそる女王様の顔色を伺う。
「しょうがない。小津和紙行こう!」
彼女のこういうところ、アクシデントに遭遇したとしても引きずらない切り替えの早さが大好きだ。彼女の笑顔が女神のように見える。

外堀通りから中央通に抜ける。忘年会シーズンとあってか真昼間から酔っ払いが製造されている。
「あら、神田だからなのかとおもってたわ」
と、女神様は感想を述べられる。

中央通にて、かねてより下僕の憧れだった理化学機器店の前を通る。
「はいってもいい?」下僕は女神に伺いを立てる。
「いいよ。」女神はゆるしてくださる。
女神と下僕はすいこまれる。

女神様興奮。下僕も大興奮。二人とも鼻息が荒い。ガラス管!ガラス棒!10mmlビーカー!ガラス漏斗!試薬瓶。あまたの理化学機器に心をうばわれる。
蒸発皿に心を奪われた女神様は購入にいたる。
そういえば・・と下僕は思い立ち、店員に尋ねる。

「すみません試薬は売っていますか?」
「試薬はない。銀行の角を曲がったところが試薬を売る通り」
「試薬を売っている通りがあるですとなっ」

下僕大興奮。女神様の買い物を済ませ急ぐ。銀行を曲がった通り…。不安になりながらもう一本先だったのかも。じゃ、次の門で曲がろうと決めたとき、一軒の試薬屋さんらしき店を発見。店の中をのぞいてみると店員さんが7人ほどいる。が、受付の机には「問い合わせ終了」の札が。あからさまにがっかりしてみると気づいた方がおもむろに問い合わせ終了の札をパタンと倒す。「受付」となる。なーんだよーっと思いながら甘えて店内に入る。
「メルク・ストリップの試薬が欲しいのですが」
「取り寄せになります。品番は?」
「!し、しりません。」
下僕またもや失態。
しかし店員さんはおもむろに厚い本をぺらりとめくり、指を刺す。
「これ?」
三種類ある・・。値段は1400円。ふーむ。思っていたよりかなり安い。
とりあえずこちらの店に来れば購入可能ということがわかり、名刺をいただいて後にする。
かなりすばらしい収穫だ。

そのまま小津和紙へ。紙を見て触る。触る。そして書道半紙へ。さわり心地で選んでみるものの女神様は小首をかしげていらっしゃる。が、レジへ行く途中試し書きコーナーがあることを発見。
その場にべったり張り付く二人。
ちゃーらん。手持ちの筆、手持ちの墨、手持ちの半紙、わがみ堂で購入した紙を次から次へと出しては墨を試す。小津和紙様には既に店内にある書道半紙がカットされ判子で名前も押されて置いてあり試したい放題であった。浮かれた二人は買った紙と同じ感触の半紙を探そうと躍起になって墨をつけまくる。
「あっぅこの紙すごいしみる」
「うぅこれなんかすごい素直だよ。書いたままおいたままの墨だけだよ。」
「どれこれはっ 止まるとすごくしみるなー。早いと割と素直なのに。」
「えーいこのじゃじゃ馬めーのりこなしてやるー。掠れんなよー」
「ま、なんて従順なのこのこは。かな用は従順で、清楚で可憐が売りなの?」
「あたしこれいいっこれ名前できめたっチタン!」
「あたしはこれでいい。でもお金がないからこっちにする。」
「あら奥様、従順なのがお好みなのかしらっほほっ」

そうして妄想炸裂の二人はお試しコーナーに居続けるのであった。
お外はとっぷりと日が暮れていましたとさ。
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