文明の利器 [下貼り改革⑤]

その名は除湿機。そんな電気で動くものを使ったあたしが馬鹿だった。
ほんの少し早く乾くといいなと・・。

しばし放心。



それでは心を落ち着ける為に少し前の工程の紹介に戻ることにいたしましょう。

蓑貼りもどきの上にべた貼り。














互い違いに糊付けされて、三層重なっています。わかりますでしょうか。














べた貼りの糊が蓑貼りの茶ちり薄口に吸われてしまうとすぐに破れてしまうので、やり直しが利くようにあらかじめ蓑貼り部分には貼る分だけ水を刷毛で塗っておきます。これで何度かは、ずれの直しが出来るようになります。













このころが一番良かった・・。
と老いていても仕方がないので修復に移ります。


とりあえず自分が何をしているのかを思い出せば修復方法も自然と分るもの。
「酸とアクを防ぐ為」ならばもう一度蓑貼りもどきを上から施すのが妥当と足りない頭ははじき出した。

ので修復。




























ということで、本日は終わりにしとうございます。