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「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
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足の指の根元までは浸している自分を感じる。
「茶ちり」ってなんだろう。絵に手がつかない。気になって眠れない。←逃避。


尾崎金俊製紙所へメール問い合わせ→高知県手すき和紙協同組合様よりお返事→日本橋/小津和紙本舗→王子/紙博物館→白山/わがみ堂電話問い合わせ

ちり紙=漉いていくうちに下にたまったちりを取らずに漉いた紙
茶ちり紙=上記の紙で、且つちりから出た色にて染まった紙

とのこと、現在ではその風合いが見直され人気が出て、わざと黒い皮を集めて漉き込んでいらっしゃるとか。
高知県手すき和紙協同組合、わがみ堂様ありがとうございました。

だから・・。ないんだそうですよ・・。安価なちり紙というものは・・。
なので、こんな感じ↓というものを貼っておきます。

700.jpg














□以下旅の思い出

小津和紙本舗情報として茶ちり紙を探して王子くんだりまで行ってみたのですが、

紙博物館「茶ちり紙?初めて聞いたなー。和紙かーうちは洋紙がメインなんだよねー」
み「こ・こ・は、紙・博・物・館!(洋紙博物館って言え)」

ま、それもそのはず 王子製紙由来の紙博物館だということを駅名で連想出来なかった自分の愚かさにまず完敗。奇声を上げる私に受付の方をはじめ、学芸員の方ボランティアの方皆優しく接してくださり感謝。パルプの作り方や薬品の種類等興味深く、紙産地日本地図など足りない頭にやさしい図などが有る。とりあえず収獲がないと悔しいのでここで売っている「和紙の見本Ⅱ」という国指定文化財の和紙サンプルを購入。
中を見てみると宇陀紙の福西弘行さんの紙が入っている。紙博物館に行く前に小津和紙本舗でみた記憶がよみがえる。かの方の紙を包む紙がちりの入った紙で、これがいわゆるちり紙なのかもとあたりを付けていたものだった。細い線が繋がる感じがしてトキメク。
しかし何よりここで見つけたわがみ堂の「日本の紙」というすばらしい見本帳紹介チラシ。

703.jpg












ほしいっ。参萬五千円也!
と、物欲に浸っていてはまずい、でもわがみ堂ならいろいろ知っている方がいそうな匂いがしてくる。
家に帰りわがみ堂へ電話。化成ソーダや、木灰の違い、しみの容疑者、茶ちり・ちり紙について、聞けば聞くだけ答えてくれる素敵な御仁がいらっしゃいました。ありがとうございます。
わがみ堂。スバラシイ。「和紙の手帳」という本を出していてこの本に今後出るであろう私の疑問の回答が載っていそうな予感がする。欲しい。が、先立つものがない。絵がよければ愛でてくれる人がでてくるはず。絵はよくなるまで描けばいい。そう、描けばいい。

結論:結論は常に同じ。
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埼玉で茶チリを漉いてる人がいるっぽいよ〜
http://www.tesukiwashi.jp/p/ogawa_washi2.htm
わがみ堂の「日本の紙」大学で買ったよ〜見に来る?
Posted by ふじっこ at 2007.08.03 10:35
Edit
わーい。情報ありがとう。うれしいです。
小川和紙の大元だね。サイトまであるとは。知らなかったので嬉しい。感謝。
小津和紙でみた美的茶ちり(4百円~6百円)じゃないといいな。
アタックしてみます。恐れ多くもへっぽこ人間が下貼りに使いたいから、へちょいのが欲しいんだよね。

「日本の紙」大学で買ったですって!ぜひ見たいですっ。手を洗ってから伺うので是非見せて触らせてください。お願いします。来るなと言われても見に行かせていただきます。
2007/08/03
無題
和紙の事なら、「和紙の歴史」宍倉佐敏/財団法人印刷朝陽会/2000円、って本もかなりオススメ。図版は白黒だけど、よくまとまってて、伝統的な和紙の製法と原材料とか特色が詳しく書いてある。本当は今日、静岡でその宍倉先生の和紙の月1回の講座があって、行くはずだったけど、用事でいけなかったよぅ……。
Posted by Hiromi URL at 2007.08.04 10:50
Edit
講義いけなかったのは残念だったねー。

本紹介ありがとう。そか「和紙の歴史」だね。見つけてみる。
それにしてもよっちゃんは本当に勉強家だね。偉い。
2007/08/05
無題
茶チリって写真のようなオサレ和紙じゃなくてクラフト紙みたいな色をした薄い安い紙の事でしょ〜?
桑チリってのも小川和紙にあるよね。
どっちも問い合わせてみようと思ってまだしてないんだよね、ふかわさんよろしく 笑
Posted by ふじっこ at 2007.08.04 23:58
Edit
よろしくされた!やる。

現在襖屋等で流通している茶ちりと売っている(私も愛用)例のクラフト紙みたいな紙は「パルプ」疑惑が浮上したのですよ。(でもまだ製造元が分らないので今後聞く予定)
では本来「茶ちり」とはと、高知県手すき和紙協同組合・小津・わがみ堂に聞いてみると元々は漉き工程最後あたりに取りきれなかったチリの沈澱した原料を使って漉いた紙なのだそうですよ。売り物にするには抵抗のある紙。
(http://www.tosawashi.or.jp/ 高知県手すき和紙協同組合・工程/参照→3でのちり取りで微細なちりが取りきれない、6の紙漉き最後にはそのちりが沈澱した原料をそのままちり入りで漉いたのが=「ちり紙・茶ちり」)
でも、洋紙の台頭により和紙需要が激減。しかしその後「チリ入り紙」が風合いヨロシという見直しする流れがあり需要がでてきたそうなのです。今では製造元はわざわざ黒皮を入れて「チリ入り紙」にして販売、一枚400円~600円位の値がついているようなのです。だから本来の工程最後にでる「ちり紙・茶ちり」は販売ルートに乗せていないのか、進化してしまいないのかもしれないのです。が、そこに着目!これからそこを交渉してみたいと思っているのです。
ふじっこも本当の「ちり紙・茶ちり」欲しい人の1人?現在欲しいと思っている人は多分私のみ。まだ点。欲しい人が多ければ=需要が多ければ、交渉?お願い?が、製造元に通りやすいような気がするのは気のせいかな?どうだろうねぇ。すでに高値で売れるような工夫をしてしまった「ちり入り紙」。
勇気を持って声を大にしていってみよう。髪の毛が、ほこりが入っていようが構わない。「ちり紙・茶ちり」が見てみたい、そして安価で欲しいと消費者(私1人)は思っている!←説得力0

というような目論見中なのですよ。そこへふじっこの小川和紙の紹介!アタック先候補!お電話しますよ。
2007/08/05
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