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「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
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「ごめんなさい。なまじ目が肥えました。」
「一度中国に行って水墨画を見たほうが勉強になると思わない?」
「はい、おっしゃるとおりです」
ある展示会場を後にした会話。

ちみっとづつだがわかったきがする。
蕭白激うまい!
若冲かっこいい!
雪舟ルール守ってる!
という、私の中での心の先生が選択された気がする。

絵を見た後女王様も交えて三人で談笑。
「みるとわかるでしょ」
「はい。なんか恥ずかしい気持ちになってきました。」
「そんななの?」
「はい、線を見るとですね、蕭白のはイラストレーターのようなのですよ。というのはあのアドビ社から出ているあのイラストレーターというソフトで描くペジェ曲線のようという意味です。放物線。あのxがなんちゃらでわいがなんちゃらで0みたいな~」
「?」
「うー…ん。うんって言ってみたけどたまにふかわさんの言ってる事わかんないっ」
「えー?」
仕方がないので描いてみせる

いや、ほんと蕭白の絵はみんな放物線で描かれていると思うんだよね。
人間の肩やら腰を軸としてそんな機械的に描けるんだー?と驚天動地。
「ああ、描けるようになります。」
「断言してるよおっ。ほんとになる?なる?」
「なります。」
「うえーまだまだへろへろの線が得意だよー。こういうやつ、陰も…」
「ふかわさんっ」
「はい、でもそうみえるんだよー川とかいてるのみるとー。こんなだよね。まじでこれ け!」
「うん、そう、そういうかんじ。洗練されてない線だね。」
「ふーん。じゃ、見に行く価値なし?」
「こういうのをありがたがっていたのだなというのを目にしにいくのに最適」
「学芸員さん中国一度きてください。お願いします。」
「おわー」

勉強って大事なんだけどもっと練習しろ自分。
怠けていた分今また下手になってる。
おうう。
目指せふかわみわこイラストレーター化。
つかインストーラーないのかしら、人間に入れられる用の。
アドビ社さん作ってください、おねがいします。ほしいです。
レイヤー機能まではほしがらないから。



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Title
マトリックスにいけば……
実際に中国いっても、みられる名品は限られてる。
北京と上海くらいかな。
近現代のも、けっこうあるけど、いいやつをみられる場所は限られる。
http://www.geocities.jp/qsshc/cpaint.html
来年の上海万博の時の上海博物館は、
すごい名品がドバーンと出るので見に行くべきだと思う。

東博いいよ。画像石もおもろいし。すいてていっぱいみられる。
東博は秋に中国書画のでかい展示をやるらしい。
京都もやたらいっぱいある。鼻血。お寺の虫干しも狙い目。

台北故宮には宋の名品がいっぱい。春と秋が狙い。
ボストンとかメトロポリタンとかも凄い。北米なにげに凄い。いってみたい。

真面目に自分は電脳化して、高感度の全身義体になりたいです。
最近は植物にはたらくコリオリの力を表現できるように頑張ってるけど、基礎デッサン力ないと、やっぱり描くのにとっても時間かかるなあと思う。ふかわさんとか裏山。

あと、多分、紙を継いだ話は田渕先生でなく、半田九清堂の半田先生だと思います。
半田先生、マジで神。水素結合のマイスターだと思った。
私は田渕先生がご自分でされたのを、拝見したことがありません。
きっととても上手だとは思いますが、みる機会がありませんでした。
Posted by Hiromi at 2009.05.23 01:02
Edit
わー
打てば響く それが君。
あいしてる。

>実際に中国いっても、みられる名品は限られてる。
そうかー。ふむー。了解。
中国の教育テレビの中国版動画サイトを北京娘に教えてもらった。
動画だから描いているところまで映しててさ。
「それを参考にされては?」
と、見てみたけどおもったより結構筆、角度がねているのね。
もっと直立君で動くのかと思ってた。

とりあえずこちらにあるものを見ることにしている。
東博物館行きます。常設~。
ボストン~。

>真面目に自分は電脳化して、高感度の全身義体になりたいです。
同感です。是非まず一番に君とつなげて同期したいです。


>コリオリの力
なあにそれー。

>基礎デッサン力
うーん、「らしさ」はつかめるけど正確ではないというのをまざまざと先日思い知った。それは二次元の模写だ。課題として花札の構図を見ろという教えをいただき花札そのまんま横置きで写しをしてみたのだけど、これがずれるずれる。絵柄ガー札の中に納まらないよー。実は植物とか三次元は写すのはごまかせるんだなと実感。
二次元の二次元写し難しい。エロ絵とか写せばやる気でんのかな。


>あと、多分、紙を継いだ話は田渕先生でなく、半田九清堂の半田先生だと思います。
ありがとう!修正した!
うん。このまえ半田九清堂の名付け親さんという方に会ったよ。文化財研究所の元所長さんだとか。
「ああ、全部私が教えたんだよ。半田九清堂が半田九清堂足るところまで育てたのは私。」
とな。
毎回出会いにびびりマス。なんかわからないものとヒゲのおじ様に感謝します。

現在は水墨画の研究をされていて短い時間だったけど様々なことを教えていただいたよ。林先生が則妙を使っていたとかそういう話とかも。

あああ、よっちゃんかえってきたらいっぱい一緒に行きたいところがあるよ。ふかわの為におじ様たちの供物と通訳(専門用語用)になって、よっちゃん。

ああ、よっちゃんに出会えてふかわは幸せだよー。ありがとう。
2009/05/23
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