「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
紙紙紙っ。和紙っ。どこにあるの三六判!楮紙。
くんくん鼻を鳴らしていると東急東横店にヒントが落ちてた。
いっちゃえっ。
くんくん鼻を鳴らしていると東急東横店にヒントが落ちてた。
いっちゃえっ。
ということで行って来ました。渋谷東急東横店南館8階アートサロン。
「石州半紙ワークショップ」石州半紙技術者会主催。
こういう初めてのところには美人な女王様いけにえ を連れて行くと便利なので誘う。思ったとおり乗ってくれた。しめしめ。若手作家二人、いざ石州半紙に挑む!ちゃちゃーん。
ふ「こわいっ緊張。で、なぜ苛性ソーダやソーダ灰?」
職人「角度が違う。あそこに有るのは私のではない。私は石灰。苛性ソーダは晒すの。」
ふ「べやっ。晒すってなんで?じぶんでやるっ。(漉き下駄を自分ひとりで持つ)塵が流れるといいってこと?そもそも晒すって水?日?それとも」
職人「角度がちがう。晒す必要が出るの。」
ふ「なぜっなぜ人がやっていると簡単そうなのにっっ自分できないっ。で晒す必要があるのってなんでー?」
関「あ、よれた」
感嘆符と己を恥じるコメント等連発しながら美人いけにえからの毒にもまけず苛性ソーダ・石灰・ソーダ灰・木灰についてしつこく聞く。素人一般人が紙漉き体験できるという素晴らしいワークショップ。人も適度であった為紙漉き担当職人に甘え倒し構って貰う。初トロロアオイ楮手びたし。手を手首まで突っ込んで感触を楽しむ36歳と、毒吐き美人いけにえ。
疑問質問浴びせかけ、パズルが埋まる感じでとても楽しい。
然し紙漉き指南からはてなに解答係にしていた方は職人とは思ってはいたが職人だけれども彼の名は川平正男さん。現在の石州半紙技術者会の会長でした。ああ、またしても厚顔無恥ダイブ。知らないってホント怖いものすら知らない。誰か何かタスケテ、思うにおそらく必要なのは厚顔と無恥につける薬…。
現在日本には重要無形文化財指定の手漉き和紙団体がある。
岐阜 本美濃紙
埼玉 細川紙(小川紙)
島根 石州半紙
福井 越前奉書
京都 名塩雁皮紙
高知 土佐典具帖紙
そのうちの石州半紙の会長さんにお会い(無知晒し)できていたということになる。平たく言えば穴があったら入りたいということだ。
「三人も立て続けに死んじゃったから、私になっちゃっただけ。会長なんてやなの」
ふーん。じゃっ聞いちゃうよ。恥は掻き捨て?知っている人に聞いてみよっ
「へぇー石州から出たこの書物(紙漉重宝記)が元になって各地で紙漉きが行われたと。」
「そう」
「じゃこの絵(高知和紙紹介の工程画)は」
「それ」
「うひゃー」
「今いい紙を沢山買って紙は長いこととって置くといいんだよ」
「よく聞くけどなぜ(職人的にはどんなコメントがっ)」
「締まる」
「ふーん」
「何年ぐらい?」
「古いほどいい」
「ほー」
無知はどこへ行っても晒しまくりだが今回も引けをとらない。
そもそも荘園ってみんな覚えているか。柿本人麻呂っておぼえているか?なんか社会科とか国語で習ったはずのアレだよ。まーそんな人が石州半紙を作り上げる?祖?みたいな感じでスポンサーで職人は技術を高めたりしたとな。それが石州半紙のはじまりなのだそうです。半紙というからには半紙。でも今は二三尺判も漉いているようだ。
そんなこんなで本題。
冨「石正紙というものがあるとか三六判。今見せてもらいましたけれども厚いですね。折れる感じ。」
川「うん。三六ね。ここにあるのは久保田さんの(久保田保一作)。苛性ソーダ。硬いでしょ。」
関「折れます」
川「私のは石灰。ほら。柔らかいでしょ。」
関・冨「うんうん。優しい感じがする。」
川「あげる」
関・冨「にゃふっいいんですか?(返す気など毛頭ない)」
川「うん」
冨「ちなみにコレはいつ紗ったもの?」
川「さっき、そこで」
彼の指し示す先はそのワークショップ会場であった。紗きたてぴっちぴちっありがたくいただきますっカイチョウッ。
なんてお茶目で気前の良い会長ですが、ワークショップに使っている楮も手打解・自楮・石灰で煮てネリはトロロアオイであるのである。ワークショップにしても本当に贅沢品。頭が下がります。
そんなこんなで一時半から四時半まで長々と構って貰ったのでした。
んー。貴重なお時間ありがとうございました。
実は小津和紙にも先週土曜日に行って仮巻き用の紙として悠久紙を買ってみたけれども!二三判だし接ぐの大変だし!それははカルトン保存板用にしてしまおう。それで五月に試し漉きをしたという川平正男作三六判は仮巻き用に私がいただくことにしよう!よし勝手にきめたっ!ということで明日も行っちゃうぞ!無知ビーム照射!
「石州半紙ワークショップ」石州半紙技術者会主催。
こういう初めてのところには美人な女王様
ふ「こわいっ緊張。で、なぜ苛性ソーダやソーダ灰?」
職人「角度が違う。あそこに有るのは私のではない。私は石灰。苛性ソーダは晒すの。」
ふ「べやっ。晒すってなんで?じぶんでやるっ。(漉き下駄を自分ひとりで持つ)塵が流れるといいってこと?そもそも晒すって水?日?それとも」
職人「角度がちがう。晒す必要が出るの。」
ふ「なぜっなぜ人がやっていると簡単そうなのにっっ自分できないっ。で晒す必要があるのってなんでー?」
関「あ、よれた」
感嘆符と己を恥じるコメント等連発しながら美人
疑問質問浴びせかけ、パズルが埋まる感じでとても楽しい。
然し紙漉き指南からはてなに解答係にしていた方は職人とは思ってはいたが職人だけれども彼の名は川平正男さん。現在の石州半紙技術者会の会長でした。ああ、またしても厚顔無恥ダイブ。知らないってホント怖いものすら知らない。誰か何かタスケテ、思うにおそらく必要なのは厚顔と無恥につける薬…。
現在日本には重要無形文化財指定の手漉き和紙団体がある。
岐阜 本美濃紙
埼玉 細川紙(小川紙)
島根 石州半紙
福井 越前奉書
京都 名塩雁皮紙
高知 土佐典具帖紙
そのうちの石州半紙の会長さんにお会い(無知晒し)できていたということになる。平たく言えば穴があったら入りたいということだ。
「三人も立て続けに死んじゃったから、私になっちゃっただけ。会長なんてやなの」
ふーん。じゃっ聞いちゃうよ。恥は掻き捨て?知っている人に聞いてみよっ
「へぇー石州から出たこの書物(紙漉重宝記)が元になって各地で紙漉きが行われたと。」
「そう」
「じゃこの絵(高知和紙紹介の工程画)は」
「それ」
「うひゃー」
「今いい紙を沢山買って紙は長いこととって置くといいんだよ」
「よく聞くけどなぜ(職人的にはどんなコメントがっ)」
「締まる」
「ふーん」
「何年ぐらい?」
「古いほどいい」
「ほー」
無知はどこへ行っても晒しまくりだが今回も引けをとらない。
そもそも荘園ってみんな覚えているか。柿本人麻呂っておぼえているか?なんか社会科とか国語で習ったはずのアレだよ。まーそんな人が石州半紙を作り上げる?祖?みたいな感じでスポンサーで職人は技術を高めたりしたとな。それが石州半紙のはじまりなのだそうです。半紙というからには半紙。でも今は二三尺判も漉いているようだ。
そんなこんなで本題。
冨「石正紙というものがあるとか三六判。今見せてもらいましたけれども厚いですね。折れる感じ。」
川「うん。三六ね。ここにあるのは久保田さんの(久保田保一作)。苛性ソーダ。硬いでしょ。」
関「折れます」
川「私のは石灰。ほら。柔らかいでしょ。」
関・冨「うんうん。優しい感じがする。」
川「あげる」
関・冨「にゃふっいいんですか?(返す気など毛頭ない)」
川「うん」
冨「ちなみにコレはいつ紗ったもの?」
川「さっき、そこで」
彼の指し示す先はそのワークショップ会場であった。紗きたてぴっちぴちっありがたくいただきますっカイチョウッ。
なんてお茶目で気前の良い会長ですが、ワークショップに使っている楮も手打解・自楮・石灰で煮てネリはトロロアオイであるのである。ワークショップにしても本当に贅沢品。頭が下がります。
そんなこんなで一時半から四時半まで長々と構って貰ったのでした。
んー。貴重なお時間ありがとうございました。
実は小津和紙にも先週土曜日に行って仮巻き用の紙として悠久紙を買ってみたけれども!二三判だし接ぐの大変だし!それははカルトン保存板用にしてしまおう。それで五月に試し漉きをしたという川平正男作三六判は仮巻き用に私がいただくことにしよう!よし勝手にきめたっ!ということで明日も行っちゃうぞ!無知ビーム照射!
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このサイトは年金貰うまで若手作家、年金貰って青年作家という少しアレな世界に足を突っ込んだ人間のブログです。あわよくば各方面より指摘をしていただいて、若手作家:冨川三和五(冨川美和子)がまっすぐ正しい方向に進む為のブログである。日々間違えたとわかれば軌道修正、弛まぬ努力と精進を胸に。コレを読んだ若手作家にはこのサイトをたたき台として利用し検証し、重箱の隅をつつき、且つ実験や情報をコメントして頂、共に成長していこうという趣旨でもある。
間違いなどをやさしく指摘、もしくは指南してくれる人大大歓迎!世の中こんな仕組みというのも教えてくれると嬉しいです。
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