「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
行く。忙しい。
行く。お休み
メールする。返事が来る。
電話する。話す。
会いに行く。会う。
数寄和に行ってきました。
行く。お休み
メールする。返事が来る。
電話する。話す。
会いに行く。会う。
数寄和に行ってきました。
「数寄和にいくといい、オーナーに相談してみては?」
と、自称「病んでいるからほかの人にもウツシタイノ」の天の声をきき、行ってきました。
素敵です「数寄和」。表具を専門、額装、ギャラリーと手広くされているこの不思議なお店。私は「病んだ人」から紙屋さんと伺ったのですけれども、お軸の布地を専門に図案企画をされていた店主が新たに創めたお店とのことでした。
とりあえずオーナーにお話を伺い、かねてよりの下貼りについての疑問点が晴れたように思います。
以下まとめ。
下貼り
100円~500円の楮紙(原料輸入物)で べた貼り・袋張り
本紙
裏打ち 肌裏紙
金が入ったら
格子に下貼り 本紙裏打ちしなおし
ということのようだ。←みじかっ。
というのも「画家は絵を描け、下貼りは表具の仕事」とのこと。いえそれはわかっているのですが、金をかけずに自分でできるところはやって、中期保存に耐えうる作品作りをしたいのです。と、堂々巡りですが、食い下がり下貼りの話を聞きほじる。
本紙につく肌裏紙は良いものを使う。これ常識。といわれる。韓国楮じゃだめなんだ!
とりあえず認識が改まる。
にしてもだ、
■ 二尺三尺 (サイズ)
100円~500円 輸入楮 機械すき 機械乾燥
1000円台 国産&輸入楮 機械すき 機械乾燥
2000円以上 国産楮 手漉き 板干し
紙行脚を通じて上記のような乱暴きわまりない大まかなわけ方がある感じがした。二十円とかのダンボール再生紙になれた私にはこの値段に慣れるまで時間がかかりそうだが。
そしてもう一点。「ちゃちり」私の言う「国産100%楮」「手漉き」「天日板干し」とかに使う最後のすきあげ、少々難アリについて。そんなものはもうないというのが結論のようだ。そもそもそんないい素材は寄れたり、傷があったら漉きなおしますとのこと!ぐはっ。←目から鱗が取れる音。
実は高知麻紙、黒谷和紙、小川和紙と行脚をしたのですが、ナイナイナイナイいわれても次はあるのではとアタックをしていたのです。が、そもそも論にまでいたるとは思ってもいませんでした。浅はかでした。
そんなこんなで、手を出すまいと思った紙行脚の中でも一番手を出すまいと密かに誓っていた美濃紙を店内で見せてもらう。それも長谷川さんの紙。彼のサイトには自分のすいた紙でアクのでた商品がいつの時期にどのように作られたものなのかきちんと情報開示するという実に稀有で真摯な紙屋さん。水質検査の情報まで載せているのには驚きが隠せません。
み 「う」
店員 「どうしました?」
み 「うすい」
店員 「四匁ですとかなり厚いですよ」
み 「うすっ」
麻紙に慣れたこの体。美濃紙の繊細さの前にはひれ伏さざるを得ない。仕舞いには「高いよーこれ見るとー」と店主おもむろに斉藤典彦先生のお軸をひろげてくださる。(大学時代の先生)
み 「う」
店主 「どう」
お軸のは薄い紙に描いているね…。それしかわかんないよ、私低脳だから…。
でも濃い色の紙に明るい色を載せるのは私のよどんだ目に新鮮に映った。ちょっと自分の創作イメージが沸く。なにをいわんやか、貴重な絵を見せていただくというのはありがたいことです。
ギャラリーにはちょうど書のお軸が展示してあったのですが、素晴らしい表具です。というか粋。一文字のない素敵な図案で、ときめきます。ぐちぐち言うと普通一般的なお軸にはある絵の上下にある一文字の金襴銀襴、もしくは全体がビカビカ仕様。それがケバくてケバくてあんまりお軸の表具には魅力を感じていなかったのですが、店主企画図案の表具、洗練というにふさわしい表具でした。好みです。
そして画家的アタックタイム
み 「ハジメマシテ冨川美和子です。絵もってきました。」
店主 「早く言ってよ」
玉砕。
でもいろいろわかりにくい。この世界って。好きなら好きとか嫌いなら嫌いとかいわれる世界かと思っていたけれども、後で売れたらとか思うと言葉は濁るということみたいだ。
でも今回自分が少しわかった。
わたし好きって言われたいんだ。と自覚した。
気軽に言われることも少なくなった環境にいるからなんだなとも思うけれども(NOT学生)、栄養が足りない気がする。人間的に好きといわれるのは主人もいるものでごにょごにょ、足りてます。じゃなくて
私、私の能力について好きと言われたいんだ。
とりあえずいろんなことがものすごく勉強になった日でした。
つか当初の目的の紙とか買って帰ろうよ!自分!
だって、一時から四時まで居座ってたんだもん…。←大迷惑
数寄和の皆々様、大変沢山ありがとうございました。
貴重な体験を生かして画家的冨川美和子としていつか目に物見せて左団扇で日傘ですことよ!←意味不明
と、自称「病んでいるからほかの人にもウツシタイノ」の天の声をきき、行ってきました。
素敵です「数寄和」。表具を専門、額装、ギャラリーと手広くされているこの不思議なお店。私は「病んだ人」から紙屋さんと伺ったのですけれども、お軸の布地を専門に図案企画をされていた店主が新たに創めたお店とのことでした。
とりあえずオーナーにお話を伺い、かねてよりの下貼りについての疑問点が晴れたように思います。
以下まとめ。
下貼り
100円~500円の楮紙(原料輸入物)で べた貼り・袋張り
本紙
裏打ち 肌裏紙
金が入ったら
格子に下貼り 本紙裏打ちしなおし
ということのようだ。←みじかっ。
というのも「画家は絵を描け、下貼りは表具の仕事」とのこと。いえそれはわかっているのですが、金をかけずに自分でできるところはやって、中期保存に耐えうる作品作りをしたいのです。と、堂々巡りですが、食い下がり下貼りの話を聞きほじる。
本紙につく肌裏紙は良いものを使う。これ常識。といわれる。韓国楮じゃだめなんだ!
とりあえず認識が改まる。
にしてもだ、
■ 二尺三尺 (サイズ)
100円~500円 輸入楮 機械すき 機械乾燥
1000円台 国産&輸入楮 機械すき 機械乾燥
2000円以上 国産楮 手漉き 板干し
紙行脚を通じて上記のような
そしてもう一点。「ちゃちり」私の言う「国産100%楮」「手漉き」「天日板干し」とかに使う最後のすきあげ、少々難アリについて。そんなものはもうないというのが結論のようだ。そもそもそんないい素材は寄れたり、傷があったら漉きなおしますとのこと!ぐはっ。←目から鱗が取れる音。
実は高知麻紙、黒谷和紙、小川和紙と行脚をしたのですが、ナイナイナイナイいわれても次はあるのではとアタックをしていたのです。が、そもそも論にまでいたるとは思ってもいませんでした。浅はかでした。
そんなこんなで、手を出すまいと思った紙行脚の中でも一番手を出すまいと密かに誓っていた美濃紙を店内で見せてもらう。それも長谷川さんの紙。彼のサイトには自分のすいた紙でアクのでた商品がいつの時期にどのように作られたものなのかきちんと情報開示するという実に稀有で真摯な紙屋さん。水質検査の情報まで載せているのには驚きが隠せません。
み 「う」
店員 「どうしました?」
み 「うすい」
店員 「四匁ですとかなり厚いですよ」
み 「うすっ」
麻紙に慣れたこの体。美濃紙の繊細さの前にはひれ伏さざるを得ない。仕舞いには「高いよーこれ見るとー」と店主おもむろに斉藤典彦先生のお軸をひろげてくださる。(大学時代の先生)
み 「う」
店主 「どう」
お軸のは薄い紙に描いているね…。それしかわかんないよ、私低脳だから…。
でも濃い色の紙に明るい色を載せるのは私のよどんだ目に新鮮に映った。ちょっと自分の創作イメージが沸く。なにをいわんやか、貴重な絵を見せていただくというのはありがたいことです。
ギャラリーにはちょうど書のお軸が展示してあったのですが、素晴らしい表具です。というか粋。一文字のない素敵な図案で、ときめきます。ぐちぐち言うと普通一般的なお軸にはある絵の上下にある一文字の金襴銀襴、もしくは全体がビカビカ仕様。それがケバくてケバくてあんまりお軸の表具には魅力を感じていなかったのですが、店主企画図案の表具、洗練というにふさわしい表具でした。好みです。
そして画家的アタックタイム
み 「ハジメマシテ冨川美和子です。絵もってきました。」
店主 「早く言ってよ」
玉砕。
でもいろいろわかりにくい。この世界って。好きなら好きとか嫌いなら嫌いとかいわれる世界かと思っていたけれども、後で売れたらとか思うと言葉は濁るということみたいだ。
でも今回自分が少しわかった。
わたし好きって言われたいんだ。と自覚した。
気軽に言われることも少なくなった環境にいるからなんだなとも思うけれども(NOT学生)、栄養が足りない気がする。人間的に好きといわれるのは主人もいるものでごにょごにょ、足りてます。じゃなくて
私、私の能力について好きと言われたいんだ。
とりあえずいろんなことがものすごく勉強になった日でした。
つか当初の目的の紙とか買って帰ろうよ!自分!
だって、一時から四時まで居座ってたんだもん…。←大迷惑
数寄和の皆々様、大変沢山ありがとうございました。
貴重な体験を生かして画家的冨川美和子としていつか
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このサイトは年金貰うまで若手作家、年金貰って青年作家という少しアレな世界に足を突っ込んだ人間のブログです。あわよくば各方面より指摘をしていただいて、若手作家:冨川三和五(冨川美和子)がまっすぐ正しい方向に進む為のブログである。日々間違えたとわかれば軌道修正、弛まぬ努力と精進を胸に。コレを読んだ若手作家にはこのサイトをたたき台として利用し検証し、重箱の隅をつつき、且つ実験や情報をコメントして頂、共に成長していこうという趣旨でもある。
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