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「描いて解脱」呪詛のようにつぶやき絵を描く日々
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「○○○~、○○○~」

ひっ間違えたっ逆方向に乗っちゃった!あと一駅で目的地だったのにっ!まだつかないなーおかしーなって三駅も乗るか?と朝からスカタンをやらかす私。画が終わらないわ、風呂で寝こけるわ、家出るのにおくれるわ、電車逆方向に乗ってるし、待ち合わせ相手のまるちゃんに目的地に先に行っててとメールを書けば充電切れで送れず、ホームに降りれば逆方向に歩いてるし、蓑貼りも「ちぃおぼえた」と思っていたつもりが糊不要のところに糊付けしてるし、蓑表裏で上下逆になってるし!その上小津和紙にいこうとまるちゃんを誘って店の目の前で日曜定休を思い出す始末。

はぁ。
もう今日はおばかさんの日でした。
ごめんねまるちゃん
ということで蓑貼りです。
蓑貼りはー

糊をかまちのみにつけるです。以上。

うそですー
二編蓑貼り 三編蓑貼りとあり、重なりが多いいほど金が掛かって見得がはれるふっくらとした風合いにもなるし、組子のアクや骨のごつごつ感が表面に出ず優しい面持ちになるという利点があります。
ベタ糊付け(紙全体にまんべんなく糊付け)したものだとアクは通りやすい。魅惑的なスカートのようにひらひらさせて貼ることによって組子からの距離が保てアクを通りにくくすることが出来るし緩衝にもなるわけです。
あとは襖でいえば(中身は一緒)断熱効果もあがるということにもなるようです。だから金持ちは…。
紙も下地に使う紙を激高な超いい紙とかを使ってやればもっと見得がはれるわけです。見えないけど…。道楽路線まっしぐらだね。




ということで
蓑貼りの下準備です。
棒接ぎです。直線に切った紙を接いで巻物にする工程です。
昔は半紙大の漉きげたが主流で、明治?昭和に入ってから二三判の漉きげたが増えたという話です。今、紙は割と二三判の紙が流通しており、わざわざ半切にしてから棒接ぎをするという矛盾を抱えているというなんとも不思議な話で。せっかくの大きい紙なんだけどね。でもまあしょうがないのかな今は。和紙自体が衰退の一途だから漉き分けしている場合でもないのかもね。みんなっ気が向いたら和紙買おうぜっ!

んでだ、棒接ぎ~
紙を丸めて一分から二分ぐらいの間があくように均等に並べます。その上に糊を乗せます。切り継ぎの刷毛でやると美しく出来ます。

8603.JPG






















で、一枚目の紙を左に持っていって丸めて糊付けした部分が目の前に来るようにセットします。
8600.JPG




















一枚拾ってー重ねます。

8601.JPG





















合わせて、つめべらでゴシゴシします。
8602.JPG






















のりは濃い目です。


8604.JPG






















捨て糊しているまるちゃん。常に慎重。

8605.JPG






















そんで二編蓑貼りします。
半分に切ったのを四組作っておきます。
半分に切ったのを最初に貼って、次に丸のままを貼ります。かまちのみに糊付けです。
私は今回かまち以外にも糊付けして失敗して先生に怒られました。だからこの二枚で写真を撮る余裕がなくなったので今回の写真はコレでおしまいです。てへ。

8607.JPG





















巻物の丸のままを転がして、端を切り落として一段終わりです。
コレを何度も繰り返して蓑を重ねていきます。


8606.JPG























「先生っコレ見たい!」
「ああ、いいよ」

見せていただいたものは唐紙の見本帳。

「唐長のだからいい奴だよ。品がある」
「ふーんふーん」

唐紙と書いて からかみ と読みます。 唐紙は版木に綺羅やら漆やらをのせて刷った紙です。主に襖・屏風の裏側に貼る厚手の紙です。版木が割と戦争や震災でなくなったので刷る人も少なく、今はシルクスクリーンが主流のようです。でもココのは版木で刷っているみたい。綺羅の軽いダレがもやもやしてて可愛い。というか版木の模様がたまらなく

「かわいい!どれ見てもかわいい!って言葉しか出ない」
「あーこのうさぎかわいいー、年賀状にいい図案…」

などとやいのやいの見本帳にたかる。
瓢箪や、萩。波に松、竹 幾何学 渦 等など とてもどれも皆かわいい。欲しいこの見本帳。

三六版での見本帳でした。唐紙には一枚半紙大のもあるようです。古い屏風の裏面を見ると小さい紙がいっぱい貼ってあるのもあり、模様をあわせるの大変そうだなーと感じたりします。やりたいようなやりたくないような…。

「せんせー、コレ襖紙自体の色も指定できるんですかー?」
「ああ、具引きでな」
「具引き!」

お教えしよう!具引きとは胡粉混ぜた絵の具だ。胡粉=炭カルっぽいもの=弱アルカリ おお理にかなっておるではないかっ。賢いのう昔の日本人よ。本当に昔の家は保存に最適な建築資材を使っていたのだと思う。ま、寒いんだけどね。寒さをしのぐ為にその分かいまきとか袢纏とか歩く布団とかが発達してたりとかしてたわけだから…ぬくいのう。んー。

今の近代住宅に慣れてしまった体には適応が難しそうかなと思うけれどもどうなのかな。憧れではあるんだよね…日本家屋住まい。ま、所詮東京っ子の戯言です。空気悪くないと生きていけないし俗っぽい世界大好きだし田舎へ行って都会に戻ってイルミネーションを目にして「わが故郷」と感じるような体と思考だしね。まーでも住んだら都になるともいうからそういうところに住むと心身ともに浄化されたりするのかなー。しかし得てして日本家屋の残っている地域=車あたりまえ生活圏というのが私にとって大きなハードルだったりする。その場合はがんとして歩くぜ。とひきこもりのくせに発言してみる。でも自宅の障子貼りと襖張替えを己でやるとかいうのも夢といえば夢なんだよね。って、原美術館と真逆だなおい自分っ
タイル張りの部屋で電気毛布に包まる夢はどうした?おい、みわこ!

はっ
唐紙見本帳見て私夢馳せすぎ。

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あたし、前にセレブ奥様雑誌で「和室は全部、唐長さんにお願いしました」っていうお宅を見たことがあるよ。
壁紙まで唐長だったよ。
Posted by ohmori at 2010.12.20 11:49
Edit
すげぇ!なんかなんかもうっ!
そんな世界があるんだねっ!うらやましいーっ!

ああ、そのセレブ奥様雑誌でのお住まい全景写真にて屋根にシャチホコとか乗ってたら脳内映像として完璧なんだけどなっ!脳内麻薬ドバーッ!!!
すごく夢いっぱい。恐るべしセレブ奥様雑誌。


因みに「室内」とかで 唐長を使って施工 とか書いてあったら外観に金のマスコットキャラは断じて許さないけどねー。
2010/12/20
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